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児童絵画教室だより

2013.4吉日

私事ですが、今年の7月に第一子の赤ちゃんをむかえる身となりました。

今は幸せな気持ちで一杯になっております。

夏以降の実施は未定です。

しばらくは、我が家に産まれてくる子どもと時間を過ごしてまいりたく思っています。

 

北鎌倉のアトリエについてチョットだけ振返ると2009年春にスタートしておりました。

今、この場所に来て子ども達は感した事、溢れる気持ちなどを表現しています。

子どもに来てもらい、彼らと過ごす時間をかさねるうちに、

この教室を開く前の感覚と現在では、私の考え方も大きく変わりました。

自分の作ったひとつだけの物、なんて所には頓着せずに、

彼らはつねにあちこちに興味を向けています。

また自分の手を動かして作り上げた物を「作品」とはいわないし、

「創作をしている」…そんな風に自分を意識していませんでした。

みなそれぞれが 友達との集いの中で笑ったり遊んだり刺激し合いしながら

あたりまえに 呼吸するのと同じ様、

全身でこの時間を受け止め 賑やかに、時に静かに発散している姿がありました。


当初から変わらなかった思いは、

集中して取り組む時間が

自分やそのとき過ごした時間 出会ったひとを信じる力となり 

いつの日も

さまざまな情報が頭に入ってきた時は

自分の考えで応じる力 進んでいく勇気の原点となるように

困った時には

子ども一人一人の心が「もうひとりの自分」と静かに二人きりになれれば、

そのようなことをこのアトリエでは目的としていました

 

 

でも、願っている以上に、出会えた子どもたちはみなそれぞれが魅力的なキャラクターで

実際には私の方が子どもから教えてもらう事の方がとても多い時間だったように思います

根底には常に「私」のこれまでの絵に対する気持ちというものはあっても、

それが通用しないこと、それを飛び越えること、活かせたことなどさまざまでした

子どもたちと対話ができたことが とても嬉しくて面白かった

この時間に来てくれた子どもたちのひとりひとりの成長を

これからも楽しみにしながらも

みんながたくさんこれからも楽しい時間を作っていくことを願っています

福地 彩

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